不易糊工業株式会社

八尾市にある不易糊工業株式会社は誰もが子供の頃に使用した事がある、かわいい動物の容器に入った「フエキでんぷんのり」を生産販売している企業です。

かつては、デンプンを使用した糊は腐る事から、防腐剤としてホルマリンを使用していました。
このホルマリンに発がん性の危険があると指摘され、その解決のためにノンホルマリンの糊を1981年に業界に先駆けて開発・販売した事でも知られる企業です。
現在の不易糊はとうもろこしでんぷん100%のノンホルマリン糊で、安全安心な糊です。

このノンホルマリン糊の開発には17年の年月を要しましたが、その研究の中で植物でんぷんの応用化学技術を蓄積して来ました。
でんぷんのりのほか、この蓄積された技術を応用して、固形糊や、書道液、化粧品、幼児保育用の描画材料、建築用シャープペンシル・マーカー等の筆記具等の新商品を続々と開発し、市場投入して来ました。

この企業の特徴は、独創的な中小・中堅企業の取るべき戦略の一つとして経営学で言われている二ッチ・リッチ戦略企業であり、オンリーワン企業である点だと思います。

最近は石油由来のプラスチックは環境問題から問題視される時代です。
そんな中で不易糊工業株式会社は植物デンプン由来のプラスチックに取り組んでおり、今後も安全安心で環境に優しい製品を市場投入してくれる事が期待される企業と言えます。